尊厳死の宣言書(Living Will)


昨日、一昨日とオランダで安楽死について学んできました。

一番の衝撃は、日本で議論になっている生命維持装置を
外す安楽死については通常の医療行為の一環として、
家族の反対がなければ医師が単独で実施可能で、
かつ報告の義務もありません。

本人が希望していれば、家族に反対者がいたとしても、
同僚医師との相談で維持装置を外すことが出来ます。

つまり、継続的な生命維持装置に依存した状態を
引き延ばすことは、無意味無価値な医療行為と
社会全体で見なされているのです。

一歩進んでオランダではいわゆる”積極的”安楽死が
認められています。本人が苦しんでいて死期が近い場合、
厳格な要件とプロセスに従って医師による
安楽死が認められています。

自分の親が死期が近い状態で苦しんでいて
積極的な安らかな幸せな死を臨んでいるとき
あなたならどうしますかと言われました。

この点、いろいろ議論はあるかもしれません。
そのような状態にならないと分からないことも
多いと思います。

ただ僕は、前者の部分。無意味な医療行為に
ついては不必要と考えて、以下のLiving Willを
今回の勉強を受けて、加筆・修正しました

僕のFacebookの尊厳死の宣言書(Living Will)から引用します

尊厳死の宣言書(Living Will)

1.
私の病気やケガが現代の医学で不治の状態であり、
既に死が迫っていると診断された場合には、ただ単に死期を
引き延ばすためだけの延命措置は行わないでください。
これは医師による無益・無効果な処置と考えます。

2.
1の場合、私の苦痛を和らげるために、麻薬などを
適切に使用し十分な緩和医療を行ってください。
これが、死期を近づける結果となっても構いません。

3.
私が回復不能で継続的な植物状態に陥ったときは
生命維持装置を取り外してください。
これも医師による無益・無効果な処置と考えます。

以上、私の宣言とします。

私の意思に変更があった場合には、本Facebook上で
速やかに変更を行います。私が意思決定できない状態と
なった場合には、私が意思決定できた段階での最終の
宣言を私の最終的かつ絶対的な宣言と致します。

家族、友人、後見人、その他関係者の方々には、
私の人生はあなたの人生ではなく、私の人生と認め、
私の意思を尊重してくださり、本当に感謝いたします。

私の宣言を履行するにあたり、医師であり、私の最高の
友人の一人である畑中玲くんと中村謙介くんにアドバイスを
求め、そのアドバイスを最大限尊重してください。

最後に、医療関係者の方々については、尊厳死に
関する法律の内容にかかわらず、私の要望に
従ってくださった行為の一切の責任は私にあり、
民事上・刑事上・行政上・その他一切の不利益を
被らないよう強く要望いたします。

改 2015年10月13日
初回 2015年5月27日

坂井崇俊

2015-10-14 08.37.55


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